『カフェインの目安では成人で一日当たり〇・四グラム・・・』

『カフェインの目安では成人で一日当たり〇・四グラム(マグカップのコーヒー三杯分)』<2017年6月19日(月)>
 オノレ・ド・バルザックは、一日十三時間半の執筆、一日に五十杯ものコーヒーを飲んでいた。「筆洗」(170619)は『天才たちの日課』の一部を紹介し、そしてカフェインの取りすぎと働きすぎに警鐘を鳴らす。「カフェインを多量に含む眠気防止薬や『エナジードリンク』などの急性中毒によって緊急搬送される人が増えているそうだ。看護師さんなどの深夜勤務の人が緊急搬送されるケースもあったと聞けば、眠気ざましにと限度を超えて摂取してしまったか。仕事熱心のあまりであろう、お気の毒である。
 (JN) 凡人には集中力というものが無いようで、いくらコーヒーを飲んでもトイレに行きたくなるだけで、作業は一向に進まない。能力あるものは、まず集中力がずば抜けており、それにプラスアルファの環境整備でさらに力を発揮するのであろう。ある能力者はワグナーの曲を流して仕事をすると、クロード・レヴィ=ストロースだったかな、同じことを私はその世界に入り込んでしまう。コーヒーの香りを楽しみながら、自分はジークフリートになってしまうおバカさんである。こういう無能者であればよいが、一生懸命仕事をするためにカフェインや自分をマヒさせるものを摂取するのは危険である。自分の全てを擲って、体も心も壊れてしまっては元も子もない。いい加減な者がこんなことを言ってもありがたみがないが、何事もぎりぎりまでで、それを超えてはならない。自分の心身を犠牲にすれば、それは周りの者を犠牲者にしていく。頑張って、私たちに尽くしている人たちを犠牲にしてはならない。