『生々しく響く。「共謀罪」という虎が放たれた今、ひるま・・・』

『生々しく響く。「共謀罪」という虎が放たれた今、ひるまずに、言論という武器を使い続けることができるか。』<2017年6月16日(金)>
 一九二五年三月十九日、貴族院本会議で治安維持法案の採決が行われようとしていた。そこに松平春嶽の実子の徳川義親「虎狩りの殿様」が物申す。「筆洗」(170616)はその場面を紹介し、この先を思う。「治安維持というが貧困という根を絶たねば、過激思想という葉も枯れぬ。政府は言論弾圧など乱用を許す曖昧な点はないと言うがとても信じられぬ。ひとたび誤用されたならば、その結果は極めて恐ろしいものになる、と。そんな『殿様』の警鐘が九十年余の時を経て、生々しく響く。『共謀罪』という虎が放たれた今、ひるまずに、言論という武器を使い続けることができるか。」
 (JN) 何としても押し通す。自民党は誰のためにこの法案をそんなに焦って可決したのか。堂々と説得をしてからできなかったのか。それだけ国民は自民党から馬鹿にされているのであろう。後は北朝鮮の援護射撃を待つばかりであろうか。ここで、北朝鮮がミサイルの実験でもすれば、国民の意識をそっちへ持っていける。そこでまた勇ましく北朝鮮を非難し日本国民から賛美を受けるのか。今後は、言論統制が始まり、お国に文句を言えないようになってしまうのか。そう言うのが印象操作か! 国会が正常に機能するようにするにはどうすればよいのか、国民は印象操作に影響されず真剣に考えねばならない。