「老後資金は2千万円不足する」、麻生太郎金融担当相は報告書を受理せず』

『「老後資金は2千万円不足する」、麻生太郎金融担当相は報告書を受理せず』<2019年6月12日(水)>

 「『老後資金は2千万円不足する』とした金融庁の報告書が波紋を広げている」。『主張』(190612)はこれについて考える。「だが公的年金は元来、老後資金の全てを賄う設計とはなっていない。この大原則は民主党政権時も同様で、知らないはずはない。・・・今後は高齢化が進むのに伴い、給付の抑制も予定される。現役世代にどこまで負担を求め、高齢世代への給付をどう抑えれば理解を得られるのか。今はその難しいかじ取りを迫られている。・・・政府・与党も報告書の撤回でお茶を濁し、少子高齢化で迎える厳しい現実から目を背けてはならない。年金の長期的な給付水準を示す財政検証を早期に示し、与野党で幅広い真摯な議論を進めるべきである」。

 (JN) 専門家たちにより出てきた報告書、これは国民が真剣に読み考えねばならぬものであろう。このような貴重な報告書をなぜに撤回するのか。国民の生活より参議院選挙への影響が大事なのか。それをまた、声高に表す。この光景を我々はどう捉えるべきか。また、小っちゃくなってしまった野党も、なんだかわかっていないようである。これも選挙向けのポーズか。良いことや揚げ足ばかり言っていても、どうなの。なんだか情けない人々を国民は選んで、それに期待しているのか。我々国民が考えていないから、このような国会議員を選び出しているのではないか。

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