『#大観衆が生み出す臨場感』<2022年10月23日(日)>
自宅で簡単に映画史上の傑作を観賞でき、なんとも便利な時代になったと『国原譜(221020奈良新聞)』。古い名作映画が好きで、学生時代には県内はもとより遠距離にある京阪神の名画座、名画観賞会に足しげく通った。レンタルビデオ(DVD)の普及などにより、なじみの名画座は徐々に姿を消してしまった。動画配信は、レンタル店に行く手間さえ省いてしまう。自分の都合のいい時間に好きな作品を楽しめる。だが、疑問符がつく。先日、プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズを京セラドームで生観戦。大観衆が生み出す臨場感は格別だった。テレビやネットとは別世界にある。映画館の大スクリーン、集中できる環境、他の観客と共有する空気感。映画館には映画館でしか表現できない奥深さがある。
(私は)どちらも良い。家でゆっくり一人で楽しむ。大勢の中で感動する。それぞれである。でも、その臨場感とハプニングは、生である。映画はハプニングがそれほどないだろうが、目の前が生の人間であるときは、それぞれの感情が出てきて、思わぬプレゼントがある。先日の東フィルの定演では、演奏会終了後に、指揮者と歌い手が現れ喝さい。
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