『#知恵と行動力』

『#知恵と行動力』<2022年10月24日(月)>
 ローカル線は機能不全に『編集日記(221021福島民友)』は思う。宝塚歌劇が鉄道の利用を増やす客寄せとして始まったことは、よく知られている。阪急電鉄、乗客を増やすために大阪中心部と兵庫東部を結ぶ路線の終点に造った温泉レジャー施設のてこ入れとして、当時流行していた少女合唱に目を付けた▼最初の演目は、昔話の桃太郎を題材とした「ドンブラコ」。彼女たちを一目見ようと、多くの人が列車に揺られた▼開業当初、「あんなところに鉄道を引いてどうなるのか」と言われた路線は、関西に欠かせない路線として、今でも多くの乗客を運んでいる▼日本で鉄道が始まり、今年で150年。都市部への人口集中や高齢化で、毛細血管であるはずのローカル線は機能不全を起こしかけているのが現状だろう▼どうやって活力という血液を毛細血管まで通わせるのかが、地方の知恵と行動力の見せどころ。じっとしていては桃も人も流れてこない。
 (私たちは)わかっている将来を知らん顔しているのだろうか。苦しんでいるローカル線沿線には人がいない。それは半世紀前でも予測できたことである。そのために地域の行政やその地域のJRは考えてきたのであろうが、対策はどうだったのか。赤字路線を切ることしかないのか。これからの50年をどうするのか。銚子電鉄のせんべいを食べて考えてみてはどうだろう。アイデアきらめくローカル線をつくろう。
#ローカル線,#阪急電鉄,#宝塚歌劇,#桃太郎,#銚子電鉄