『日本に、本当に地方自治や民主主義は存在するのか』
安倍首相は「地方の創生は、地方の自主性、自立性を高め、地域の特性に即して課題を解決するという基本的視野に立って取り組む必要があります」と国会で会説明したが、「この言葉にどれほど魂を込められるか」と、「筆洗」(東京新聞/2016/3/5)は疑問を呈する。「『基地頼みの沖縄経済』などというのは、実情を知らぬ人の幻想のようなもの。まして沖縄には穏やかな生活が基地によって害されてきた歴史と今がある。『日本に、本当に地方自治や民主主義は存在するのか』との問いに、首相は今後、どう答えるだろうか。」
面倒なことは地方に押し付け、金をぶら下げて、地方有力者を踊らせて、中央政府の考えを押し通すという地方自治の無視、こんなことが、日本はいつから続いているのか。沖縄は、犠牲を続けてきた。私たちは、独力で自由を得ることはできないので、何かしらに服従する対象を求めているので、国家という力に服従するが、沖縄の人たちの中にはそれが間違っていることに気付いた人が増えてきた。「地方の創生は、地方の自主性、自立性を高め、地域の特性に即して課題を解決する」。民主主義は、地方自治からである。(JN)