『大統領選の天王山、スーパーチューズデーに150年後の「分断」の一面が感じ取れる』
「ヤンキーが来る!」(風と共に去りぬ)、米国南北戦争(内戦)は国を二つに分断し、多くの犠牲者を出すこととなった。「春秋」(日経/2016/3/3付)は、今回の米国大統領選を「スーパーチューズデーに150年後の「分断」の一面が感じ取れる」と。そして「赤い舌の伸びる南シナ海や、もつれた中東情勢は誰に委ねられるか。投票権はないが、結果が大いに波及してくる我々としては固唾をのむしかない」と。
米国のお祭り騒ぎの行方はどうなるのか。愚かなる大衆を如何に自分のファンにさせて、票を稼ぐか。一般大衆は、過剰な期待を持つため、素敵な演説に弱い。そして、一人を選ぶ戦いを何回も勝ち抜いて、頂上に立つ。闘いにおける対象は、変わって行くので、同じことを言っていても、その先で勝てなくなる。一般大衆は自分の欲求を満たす演説を応援するが、それでは国の代表者として宜しいのか。何かとお騒がせのトランプ氏、今後どうなるのか。他人事としては面白いのだが、なってしまったら、日本は歌留多氏か法螺貝氏が必要か。(JN)