『#眠れる幸せ』

『#眠れる幸せ』<2022年4月25日(月)>
 老犬の寝姿に『日報抄(220422新潟日報)』は思う。犬も春になると眠くなるのだろうか。赤ちゃんのころに戻ったかのようだ▼一方の人間はと言えば、年を重ねるごとに深い眠りとは縁遠くなるような。加齢とともに、途中で目が覚めてしまうことや、浅い「レム睡眠」が増えるそうだ▼そうなると昼間、眠ってはいけない時に睡魔に襲われる。せっかく行ったコンサートでうとうと▼言い訳のようだが、音楽の中には元々眠くなるようにと書かれた曲もある。バッハの「ゴルトベルク変奏曲」、不眠症に悩まされた伯爵の依頼で作られたと▼幸せとは、安眠のことかもしれない。攻撃の恐怖と隣り合わせで生きるウクライナの人々にとって、安眠などは夢のまた夢だろう。ゴルトベルク変奏曲は「眠れぬ夜を少しでも癒やしてくれるように」との思いで作られたという。なかなか眠りが訪れない夜は、かの地に思いをはせながら聴いてみようか。
 (私も)猫も転寝をしてしまう。私は夜の寝不足が昼に影響。特に列車内が一番寝やすい。暴漢が騒いでいても気づかないかもしれない。平和はありがたい。でも、世界にはそんなのんきにしていられない地域がある。恐怖を撒いているのはだれなのか。よく眠っている悪人の所業を止める手立てはないのか。
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