きょうは「鉄道の日」

(日経「春秋」2013/10/14付) 明治に入り鉄道が全国へ延び始めたころ、車掌は「車長」と呼ばれていたそうだ。「車掌」には列車内を掌握するという意味もあろうから、これも悪くない言葉だ。ただ「車長」からは、列車運行に責任を持つという姿勢がより伝わってくるかもしれない。きょうは「鉄道の日」。新橋―横浜間の日本初の鉄道開通が141年前の新暦10月14日だった。鉄道員一人ひとりの仕事への責任感は今はどうか。北海道旅客鉄道JR北海道)ではレールの幅や高さの異常が放置され、非常ブレーキが利かない特急も見つかった。緊急対策としてレールの計測装置を2倍にするというが、安全運行へ責任ある立場として、現場との意思疎通をどのように深めるかも示さねばなるまい。社長、鉄道事業本部長など、長のついた人がたくさんいるのだから。
(JN) 車掌(車長)さんには日々御苦労が絶えないであろう。正に運転手さんとともにダイヤ通りに列車を動かし安全を保っていただいている。社長さんになると、役職者をいかに動かして安全を保つことあでるが、何を大事にするか優先を間違える者がいると会社は潰れるわけであるがJR北海道は大丈夫なのである。独占的企業の横暴であろう。確かに、北海道という自然環境や経営上の苦しさはあろうが、交通機関には安全街第一である。過去のことがどうであろうと、今の社長が責任を取ることであり、それなりに刑が科せられる問題である。また、現場のそれぞれの長はおかしいことをおかしいと理解し改善することである。計測装置を2倍にしようと3倍にしようと、それを実行しなければ何もならない。それは「状況はコントロールされている」のか?「汽笛一声新橋」、産業勃興の先頭を走っていた鉄道産業の歴史と誇りを忘れないでほしい。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO61063510U3A011C1MM8000/