『#日本国民の理想』

『#日本国民の理想』<2023年5月3日(水)>
 76回目の憲法記念日に『余録(230503)』は思う▲「世界は私たちを非現実的な夢想家と笑いあざけるかもしれない。しかし、百年後には私たちは予言者と呼ばれますよ」▲終戦の翌年、幣原とマッカーサー、2人だけで会談▲2人が戦争放棄論で意気投合したのは確からしい▲9条には二重性があると、7年前に101歳で死去したジャーナリスト、むのたけじ。「軍国日本への死刑判決」という屈辱と「人類の道しるべ」という理想。その二重性が過去の憲法論議にも影響▲東アジアの安全保障環境も波高しだ。だが、屈辱を晴らす好機と考えるなら時代錯誤だろう。安全を守りながら平和主義の理念を未来にどう生かすか。「核なき世界」の追求を日本国民の理想として明記するといった憲法論議があってもいい。
 (私たちは)日本国憲法に何を求めるのか。憲法は変える必要があるなら変えればいいが、その理由と必要性が何か。憲法は国民を国家から守るもの。国家の都合で変えられてはならない▲「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」
#憲法記念日 #平和 #幣原喜重郎 #マッカーサー #むのたけじ