夏休み明けを待つ保護者や子どもに少しでも笑顔が増えますように 240730

 困窮家庭の6割が夏休みは「短い方が良い」「なくて良い」と答えたことに『日報抄(240730新潟日報)』は思う▼プールや虫捕り、お盆に花火…。一生の宝ものになる思い出ができるのが夏休み。でも、それが当たり前などと思わないで-。そう思い知らされる調査▼認定NPO法人「キッズドア」の調べ。調査対象は約1400世帯で大半が母子世帯だった▼「長期休みは給食がないので恐怖」「家族旅行に行った友だちをうらやましそうにしている」。夏休みならではの体験を巡る格差も広がっているらしい。こうした格差が成長に影響する可能性も指摘されている▼困窮世帯の夏休みを支援しようという輪も広 がっている。「まだかなぁ」。夏休み明けを待つ保護者や子どもに少しでも笑顔が増えますように。
 (私は)夏休みが、学校という枠にはめられず自由に過ごせる楽しい時であった。でも、そうでもない仲間もいたのであろうか。子どもたちの生活環境は様々、自由に動けない事情もある。自由で良いが事故に遭うこともある。学校という環境以外で子どもたちの夏の自由をそれぞれに与えられないものか。それは大人たち皆の任務だ。