次はもっといい演奏をしたい 240419

 高齢化社会を『日報抄(240418新潟日報)』は思う▼大人がピアノを弾いて、子どもや孫が観客となるコンサートがあちこちで開かれているようだ▼「ミスも愛嬌。演奏中に行き詰まったら最初から弾き直してもOK」▼100人収容のホール、グランドピアノの脇には豪華な生花▼「心臓がドキドキして生きていることを実感した」「次はもっといい演奏をしたい」▼作家の大岡昇平さんがピアノを始めたのは50歳過ぎ。胃潰瘍で酒が飲めず、ゴルフもできなくなり「暇つぶし」のつもりだった。1日3~4時間練習すると、半年で入門用の教則本バイエルを弾けるようになった。作曲も勉強、中原中也の作品にメロディーを付けた。年を重ねても病を得ても、やれることはまだあるということだろう。
 (私も)あれをやりたいと思っているが、その実行は大変だ。ピアノの発表会、当人とともに皆がドキドキと喜びをを共有する事が素晴らしい。その昔、子どもたちの発表会で、年配の方の発表があった。子どもたちと違い、身体も頭も・・・・。自分の子どもの演奏より緊張した。そして、勇気をもらった。しかし、もらった勇気を活用できていない。