読書メモ 240723

南海トラフ地震の真実』、小澤慧一、2023年8月、東京新聞
 地震予測の方法は2つ、①単純平均モデル(過去に起きた地震の間隔の平均値)、②時間予測モデル(近い過去の地震パターン)。南海トラフ地震の予測は②であり、そのデータは大雑把。
 予知で、予測きる「フリ」はやめるべき。
 「行政も国民も過度に地震学に期待をかけ過ぎた。確かに正確な予知・予測ができれば、多くの命が救われるだろう。しかし、140年かけても成功しない技術にそこまで縋る理由は何か。取材の過程で、地震学者たちと考えた。」
 (私は)思う。災害は起きるゆえ、その起きた災害を最小限の被害ですむように、また被災者の生活を大切にすることが大事だ。