円安幽霊 240724

 続く物価の高騰に『あぶくま抄(240723福島民報)』は思う▼夏本番、花火大会に海水浴、帰省に旅行…、怪談をお忘れではないか。今年は物価高を呼ぶ「円安幽霊」▼各種イベントで費用を膨らませている。鎌倉市の花火大会、経費は従来の1.6倍に。協賛金を募り、初めて「クラウドファンディング席」、何とか中止の危機を乗り切ったと▼「たたり」は教育現場にも。修学旅行も、米国や豪州を訪れていた県内の学校は旅行先を戻すに戻せない▼財務省は「お化け退治」を繰り返しているようだが、効き目は長続きしない。「何とかしてくれないと、節約疲れで夏バテする」との声も聞こえそう。えっ。外国に物を売る会社はもうかってるって。どこか、遠い話に聞こえて仕方ない。あー、恨めしや
 (私は)思う。そもそも価格というものが妖怪である。世の中の些細な動きでもその価格を変化される化け物である。でも、その陰には信用が隠れている。信用のない日本の円はどんどん値を下げた。資源は乏しく、人口は減少し、人的資源は量質ともに低下か。円安幽霊は容赦なく、弱者に呪いかけて行く。あなたの背後に近付いているかも。