『#ソバーキュリアス』<2023年1月8日(日)>
正月事納めに『天声人語(230108)』は酒を思う▼ソバーキュリアス、しらふの好奇心▼作家の桜井鈴茂さん、断酒の生きかたを始めたのが3年前。「1日の時間が長く感じられるようになりました。頭がすっきりし、夜も読書ができる」▼「何度も酒で失敗しました。あと10年早くやめておけばよかったな」▼不便を感じたのは飲み会の席。「この社会は飲酒する人に合わせてデザインされている」と実感。世界各国のおいしいノンアルコールのビールを集めたバーを、目黒に開いた▼<夕として飲まざるなし>(陶淵明)。<一杯一杯また一杯>(李白)。もしも偉大な詩人たちが晩年に禁酒していたなら、どんな詩を残しただろう▼飲むか。飲まないか。人間らしい悩みのなかに新たな気づきを見つけたい。
(私は)酒は飲みすぎなければ体に良いと言い、しかし飲み過ぎを繰り返した。まさに一杯が一杯また一杯なのである。翌日の反省、悲しい限りである▼ところが、コロナウイルスのおかげで、2020年2月から大騒ぎの酒やダラダラ酒がなくなり、反省しなくてよくなった。酒は適量が良いのである。
#酒,#断酒,#失敗,#しらふ,#好奇心