『#人生は旅』

『#人生は旅』<2023年1月9日(月)>
 成人の日に『有明抄(230109佐賀新聞)』は思う◆旅とは、『大言海』に〈家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト〉と。沢木耕太郎さんは『旅する力』に「もっとも的を射たもののように思われる」と。「人生は旅に似ている」「旅は人生のようだ」と◆沢木さんは同著でポール・ニザンの一節に触れる。「僕は二十歳だった。それが人の一生でいちばん美しい年齢だなどと誰にも言わせまい」◆「一歩足を踏みはずせば、いっさいが若者をだめにしてしまうのだ。恋愛も思想も家族を失うことも、大人たちの仲間に入ることも。世の中でおのれがどんな役割を果たしているのか知るのは辛いことだ」◆大人の旅が新たに始まる。どんな旅になるかは分からない。「途上にあること」を存分に楽しんで。
 (私は)何歳から大人になったのだろう。大人への旅が始まるのは何歳からだろうか◆法律は18歳だが、精神や生活力は人それぞれである。この出発の場所も時間も別々、行き先も違う。途上も違う◆今、20歳の者よ、いつ旅に出て、どんな所へ行きたいのか。大いに悩もう。発展途上は続くだろう。
#成人,#旅,#二十歳,#途上,#大人