『戦後何年たとうが被害者たちの戦争に終わりは来ない』

『戦後何年たとうが被害者たちの戦争に終わりは来ない』<2020年8月17日(月)>
 「6歳になって間もない輝子ちゃんの左脚は爆弾でちぎれた」。鹿児島県薩摩川内市の安野輝子さん(81)の運命を『余録(200816)』は思う。「75年前の8月、もし戦争が続いていたら、米軍は同年11月に南九州、翌年春に関東平野へ史上最大の上陸作戦を決行する計画だった。・・・戦後、義足に松葉づえの体では就職もままならず、裁縫で生計を立てた。『国と使用関係にあった』軍人・軍属への補償は現在まで総額約62兆円。民間の戦争被害者には一般の重度障害年金だけである。死者への補償はない・・・閉会中の国会内に8月12日、戦後処理問題の解決を求める4団体代表が集まった。空襲被害者、沖縄戦民間被害者、韓国・朝鮮元BC級戦犯者、シベリア抑留者。・・・政治の動きは鈍い・・・戦後処理が残されている限り、戦後何年たとうが被害者たちの戦争に終わりは来ない」。
 (JN) 戦後75年、戦争はまだ終わっていない。未だに国内の戦争被害者への対応ができていない。戦争を始めた者が、戦後の後始末をせず、責任を果たさぬまま、戦後の政治に復帰して知らぬ顔してきたのであろうか。遅くなったが、それに続く方々、任を果たされよ。
#安野輝子さん
#軍人・軍属への補償
#民間の戦争被害者には一般の重度障害年金だけ
#死者への補償はない
#政治の動きは鈍い

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