『きょうは、1827年に没した楽聖の命日』

『きょうは、1827年に没した楽聖の命日』<2020年3月26日(木)>
 ベートーヴェンの命日、『春秋(200326)』は日本人捕虜収容所でのエピソードを紹介する。捕虜となった同盟通信の従軍記者の高橋義樹さんはベートーヴェンを愛していた。海軍情報将校のドナルド・キーンさんは「収容所のシャワー室で、英雄のレコード・コンサートを開いたのだ。『生きて虜囚の辱めを受けず』の戦陣訓に殉じた日本兵の末路を、その目に焼き付けた高橋さんである。・・・『ベートーベンの音楽は、ほかのどの音楽よりも、悩むものの友達であり、ときに慰め手である』。音楽評論家の吉田秀和さんの言葉だ。東京五輪の1年延期が決まった。この1カ月で世界は変わってしまった。苦悩を突き抜け、歓喜へ至る数々の楽曲を聴いてみようか。きょうは、1827年に没した楽聖の命日である」。
 (JN) 早くこの新型コロナウイルスの猛威が消え去らないものか。ベートーヴェンよ、この重い地球上の空気を吹き飛ばしてください。ミミファソソファミレ・・・・。O Freunde, nicht diese Tone! Sondern last uns angenehmere anstimmen und freudenvollere.
#高橋義樹