『どっちつかずの道化者か?』

『どっちつかずの道化者か?』<2019年7月28日(日)>
 中東・イラン沖ホルムズ海峡の有志連合構想に『筆洗』(190728)は日本政府の対応を思う。戦国の世、斎藤道三とその嫡男である斎藤義龍による親子決戦で、「義龍はこんな命令を出す。『自分に忠誠を誓う者は髪の毛をすべて剃れ』。・・・家臣の一人、道化六郎左衛門は・・・左半分はつるつる、右半分はそのまま・・・難しい選択を迫られそうな今の政府ならよく分かるだろう。・・・政府の立場は苦しい。道化六郎左衛門は結局道三に従い、敗れている。『道化者』の語源になったという説があるが、どっちつかずの髪形だろうと情勢を慎重に見極める者のことを道化者とは呼びたくない」。
 (JN) 我が国は軍隊を持たず、恒久平和を念願する。基本は米国の核の傘の下で平身低頭にしていればよかった。だが現実は、この傘の下で、どちら様にもいい顔をすることは難しい。我が国は、石油というものを中心として、産業から国民の生活までが維持されている。困った困った、どうしよう。軍事放棄の平和国家たるためにはどうすればよいのか。どっちを向いて行けばよいのだ。それとも、第三の選択があろうか。これぞ、為政者の実力発揮どころである。言葉のごまかしの効かない相手である以上、半分禿の道化者では初めから討ち死にである。さあ、どっちを向いて動いて行こうか?
#有志連合構想
#道化者
#どっちつかず

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