ウィルス対策、大切なのは、早く、厳格に実行することだ

ウィルス対策、大切なのは、早く、厳格に実行することだ
 韓国保健局や日本年金機構のウィルス対策の不備に怒りの日経「春秋」(2015/6/4付)。「何をしてるんだ、韓国政府は。北京の書き込み。MERS疑いがあったのに出国した韓国人が、中国入りした後で感染を確認されたことに、怒りが爆発したらしい。MERSは、有効な治療法がなく、致死率はかなり高い。韓国の保健当局が感染の疑いのあった人物を隔離しなかったのは、失態というよりほかない。振り返って、何をしてるんだ、日本年金機構は、と言いたくなる。およそ125万件もの年金情報が流出した事件だ。こちらはコンピューターウイルスが原因だが、韓国の保健当局と同様の甘い対応が被害の拡大を招いた印象は強い。感染者や感染の疑いのある人を、速やかに厳重に隔離することこそ、感染症の広がりを抑える有効な手立てだ。コンピューターウイルスに対しても、感染が疑われる端末と外部との接続を断つことが、決定的な一歩といえる。大切なのは、早く、厳格に実行することだ。つまるところ、危機管理の姿勢そのものが問われる。」
 公的機関の動きは、遅い。決まっている事でも手順に時間がとられる。況しては、新たな取組には時間を要する。勝手に動いて、だれが責任を取るのかなどと考えるよりも、守るべき大事なことをそのままにしたりする。事故後の対策が遅れたり、隠したり、何が一体大事なのか。ウィルス感染は、まずはその広がりを抑えることが大事なはずだが、他の配慮が入るのか、韓国の保健局。我が国の年金機構は、基本的な個人情報への考え方が抑々なってない。このような年金機構の行動により、その個人情報の漏れから、様々な詐欺行為が発生し、そのために人や資金がどれだけ消耗するのか。さすが厚労省関係、仕事先を増やしたなどと、冗談ではない。とにかく、コンピュータウィルス対策を万全にし、何よりも人的ミスをしないことである。