仕事熱心で、かつ社会活動にも関心が高い若者たち

(日経「春秋」2013/7/14付) 「本業以外に、2枚目の名刺を持ちませんか」。主に20代、30代の若手社会人に向け、そう呼びかけているNPO法人がある。サイドビジネスの奨励ではない。何かの社会貢献活動に興味があるが、職を辞して、というつもりはない。そうした勤め人を、さまざまな社会活動をする団体に橋渡しするのだ。この種の団体は一般に経営や市場開発、情報発信などのノウハウに乏しい。そこで若手社会人がボランティアで知恵を出すという流れだ。「自分が必要とされる実感を持てる」「少人数でどんどん企画を立て、実現していくのは面白い」。会社では味わえない喜びがあると、経験者が振り返る。「まず本業で一人前になれ」。年配の方はそう感じるかもしれない。しかし参加者は総じて日常の仕事にも真剣だ。いつもの名刺に頼らず問題を自力で解決する。その経験は本業にもプラスになると、このNPOの代表者はいう。仕事熱心で、かつ社会活動にも関心が高い若者たち。欧米の流れが日本にも上陸しつつある。
(JN) 忙しい人ほど、仕事は速やかで、それだけの人ではない。何もしてない自分が言うのは烏滸がましいが、若い人たちには、否、そうでない人たちも、仕事以外も熱心にやってみよう。ボランティア、スポーツ、地域活動等、様々な人たちとの活動に生きて行こう。沢山の人々と金銭に関わらず苦労を共にしていく、別の自分の居場所がある。学校を卒業し、社会人となり、仕事に没頭して行くうちに、自宅と職場との往復だけの生活になってしまう。社会への貢献とともに、自分の再発見の機会として、とにかく人と繋がろう。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO57347240U3A710C1MM8000/