少女たちに悩めるニッポンの男たちが夢を託している

(日経「春秋」2013/6/6付) 上場企業の課長さんたちが、いま悩んでいることは何だろう。産業能率大学の調査結果が今月まとまった。3位は「上司と考えや意見が合わない」。2位は「業務が多すぎ余裕がない」。中間管理職ならではの苦労だ。1位は「部下がなかなか育たない」で、4割強の回答者が悩む。2年前は3割弱だった。将来の希望では、部下のいないプレーヤーに戻りたいという答えが増えたそうだ。今週土曜は「AKB48」の「総選挙」だ。トップ交代は、地方組の躍進は、左遷組の踏ん張りは、と酒場で課長さん世代もかまびすしい。初期からのメンバーでリーダー格の22歳、高橋みなみさんが集団をまとめる苦労をNHKで語っていた。問題のある若手がいれば、対象者が傷つかぬよう全員を叱る。自分が率先して動く。「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」(山本五十六)は、いつの世も同じ。真っすぐ「上」を目指す少女たちに、悩めるニッポンの男たちが夢を託している構図か。
(JN) 総選挙が本大学でも秋には行われる。今度は、どんな候補が出て、いかなる展開になるや? そこまでの学部間の動き、怪文書・・・・? 少女たちの総選挙はかわいい子に夢を託す楽しみがあろうが、大学の選挙も夢を託されているはずだが、現実の世界はどろどろした人間関係か? それまでに、これまでの夢であったかもしれないやるべき目標を達成することが、とりあえず、我々の任務である。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO55901880W3A600C1MM8000/