きょう都内の老舗百貨店が出陣式

(日経「春秋」2012/10/11付) 「接待課長」と異名をとる会社員を主人公に据えた小説が筒井康隆氏の「俗物図鑑」では、取引先へのお歳暮を選ぶのも彼の役目。きょう都内の老舗百貨店が出陣式を開き、流通業界のお歳暮商戦が始まる。経費節減に法令順守が重なり、小説にあるような会社から会社、部下から上司など、職場に関係した贈答品の売り上げはめっきり減っている。とはいえ調査会社の推計によれば、実は贈答品市場それ自体は伸びている。東日本大震災で、身近な人とのつながりの大切さをかみしめた人が多いことも市場を広げる。あの人が喜ぶものは何だろう? 義務感抜きの思案顔は、一様に楽しげだ。
(JN)お歳暮といった形式のことではなく、日々、感謝の気持ちが大切だ。身近では、ちょっと遠方へ行ったのでお土産、とか都内へ行ったので、いまブームの〇〇とか、嬉しいものであり、自然な感謝だ。贈り物の値段ではなく、感謝の気持ち、これが大切なのであろう。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO47126390R11C12A0MM8000/