男性も日傘を差そう 240709

 猛暑が続く中日傘を『小社会(240706高知新聞)』は思う。一年で一番暑い盛りならまだしも、梅雨明けもしていない7月上旬である。この先が思いやられる。汗だくになる中、最近増えつつある「日傘男子」とすれ違った。男が日傘を差すのはどうも恥ずかしくて、小欄は1本も持っていないが、きのうほどうらやましく感じた日はない。熱中症対策として「男性も日傘を差そう」と環境省が呼び掛けたのが2019年。日傘で日差しを遮ると汗の量が約17%減ると考えてみれば、これほど簡単な屋外の熱中症対策はないのでは。江戸時代には男女を問わず日傘を使うのがはやり、幕府が「ぜいたくだ」と使用を禁止した逸話まで残る。この異常な暑さ、日傘は恥ずかしいなんて言っている場合だろうか。
 (私は)日傘派になりつつある。汗かきであるので、散歩の時は帽子と日傘の両方を使う時もある。日傘のおかげでだいぶ凌げる。帽子よりも多くの部分を日差しから守れる。後は地面からの照り返しを何とかしたいものである。老若男女が使うべき、日傘男子などという表現は必要ない。さて、水筒も持って出かけよう。