あと数年で、街の光景はさらに大きく変わるだろう 240324

 届くのが遅くなるハガキに『大観小観(240323伊勢新聞)』は思う▼人手不足、コスト削減、働き方改革、メールなどの普及による郵便物の需要不足…。この4月1日からはゆうパックと速達郵便の配達も半日遅らすことになった▼そういえば、いまや街中で郵便ポストを見かけなくなった。全国にはまだ17万ほどあるというが、削減が検討されている。17万ポストの四分の一で一カ月あたりの投函が30通以下、約4%はほとんど利用されていないからだ。ただ、削減すると過疎地は郵便サービスを失うことになる▼進む人口減とデジタル社会の進展で郵便局自体も減っている。いまやAI、IOT、ロボット、メタバースなしに産業は成り立たない。あと数年で、街の光景はさらに大きく変わるだろう。
 (自分は)通常時、どの程度郵便を出しまた届いているのか。書簡はほぼ電子媒体になり、ものを送る場合も宅配かもしれない。郵便の届くのが遅くなり、アマゾンの品物は直ぐ届く。郵便ポストは電話ボックスと異なり、そんなに減っているように見えないが、街に多く存在するのはコンビニである。過疎地や高齢者は置いて行かれるか。弱者には住みにくい国になってい行くのか?