『#大隈重信の貢献』

『#大隈重信の貢献』<2022年11月1日(火)>
 日本初のガス灯がともって150年に『余録(221031)』は思う▲大隈重信は自宅を火の不始末で焼失。翌年自宅を再建する際、台所をガス化し、ガスかまどを輸入▲ただ、元首相は手前の神楽坂までしかガスが引かれていなかった。結局、東京ガスと交渉し、何とか自宅まで通してもらっている▲火力の調整も容易で、料理の失敗も少ない。大隈邸の台所は、「食道楽」という本で紹介されて評判となり、富裕層を中心にガスを使う家庭が増えていく。国産のガス炊飯釜やガスアイロンも登場▲世界で初めてガスが街路灯に使われたのは1812年のロンドン。60年後の9月29日に、日本初のガス灯がともった。現在の暦では10月31日▲ガスは当初、明かりとしての役割を担った。その後、「光」の主役は電力に移り、熱源としてガスを利用する人は今なお多い▲その先駆者、大隈が亡くなって今年で100年。ガス器具の利用は、妻思いで知られる「明治の宰相」の目立たぬ功績だった。
 (私の)記憶では、1950年代、私の住んでいたところは、プロパンガスを利用していた。プロパンガスは台所だけであったので、風呂は薪であった。暖房は電気炬燵と石油ストーブ▲プロパンガスが都市ガスになったのは何時であったろうか。子どもには、火をつけることから苦労した。便利になった。でも、今後、ガスの供給は大丈夫なのだろうか。
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