『#母の老い』

『#母の老い』<2022年5月8日(日)>
 母の日に『天声人語(220508)』は思う▼親の老いを感じるときには、自分が重ねてきた歳月にも自然と目が向く。これからの母を思い、自分のことを考える▼それでも、母の老いを嘆くことは、有り難い恵まれたことなのだ。戦争で死んだ父は、老いた姿を見せてくれることもなかった(池田澄子『本当に逢いたし』)▼たとえ離れていても、親を感じることがある。親のやり方をまねしていることに気づくとき。いつの間にか親の話し方に似てきたなと思うとき▼この連休で親にようやく会えた人もいるだろう。話すことと言えば何度も繰り返した思い出話だったり。会えなかったころは電話で繰り返しただろうか▼電話ができるうちは電話を。たとえできなくなる日が来ても、そこからは心の中のダイヤルを回せばいい。
 (私は)どれだけ母に迷惑をかけたか。子どもは勝手な者である。小さな殿様のためにさぞ忙しかったろうか。その子どもは母から見れば、いつまでもの子ども。バカ殿様はいつになった真面になるのかと思い、次の世へ行ってしまった。思い出話はどうだろう。次の世ではもう子供のことは面倒と思っていようか。
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