『きょうは敬老の日』

『きょうは敬老の日』<2017年9月18日(月)>
 『余録』(170918)は老人の日に当たり、認知症の話を紹介する。映画「毎日がアルツハイマー」の映画監督の関口祐加さんの認知症予防財団の広報誌にコラム。介護現場に民俗学聞き書きの手法を取り入れた介護士になった六車由実さん。「関口さんはコラムの中で、イギリスのある精神科医の言葉を紹介している。『認知症という病気だけが同じで、後は十人十色』。長い歳月を重ねた人に、私たちは一人の人間として接しているだろうか。きょうは敬老の日」である。
 (JN) 老人とは何歳からか。年齢は体力や精神の老化はそれぞれに人により異なる。単純に、家族内で考えれば、親が健在であれば、70歳過ぎても敬老の日を親への感謝の日にすべきであろうか。否、日々、敬老の日にならねばならない。日本人は自主的な敬老精神にかけていないか。列車には「優先席」などがあり、国民として恥ずかしくないか。全席が「優先席」であるべきである。また、車内の車いすのつけられる場所も乏しく、「優先席」を削って設置されている。おかしい。どうなっているのか。座ることを必要としている人に座ってもらうのは当たり前であるような国民に成長したい。敬老の日が悪いというわけではない。この日だけで済ませてはならない。自分が老境に入るのは何時か。少し入っているのか。若いお嬢さんたちに席を譲られる立番になってきているが、頑張ってご婦人にスマートに席を譲りたい。しかし、それもやがて認知症で忘れていくであろうか。否、ファイトだ。