『#プーチンが目指すのは』

『#プーチンが目指すのは』<2022年5月7日(土)>
 強いロシア、強いリーダーに『有明抄(220507佐賀新聞)』は思う。子どもの頃に見ていたスパイドラマの主人公に憧れ、旧ソ連国家保安委員会(KGB)に入るのが将来の夢になった。実際にKGB支部へ行き、どうすれば入れるかを尋ねた◆応対した職員は「自分からKGBに入りたいと絶対に言ってはならない。レニングラード大学の法学部に入り、優秀な成績を取ったらKGBのほうから接触してくる」と助言。その言葉通りに進んだのがプーチン。意志の強さがうかがえる逸話だが、現状を見れば執念の深さと言うべきか◆貧しい家庭に生まれ、体も小さかった少年。絵に描いたような立身出世だが、今は国際社会の非難を一身に浴びている◆現在も立ち向かう指導者として高い支持率を維持している◆22年にわたって実権を握る。強さだけで繁栄する時代ではないのに、いつまで昔の幻想に拘泥するのか。9日の「戦勝記念日」に向けた動きが気にかかる。
 (私は)プーチンが何を目指しているのかわからない。でも戦争を行っていることは大きな過ちであると考える。強いロシアへの執念は、ソ連時代への回帰を思うのであろうか。戦争では失うものばかりである。強いリーダーとは何か。それは平和を維持し、国民の生活を豊かにできるリーダーである。
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*画像は、22年5月6日の日本経済新聞より。