#そんなメガネが欲しい

『#そんなメガネが欲しい』<2021年12月5日(日)>
 メガネが、何となく合わないなあと思うことが増えたと『編集日記(211205福島民友)』は思う。▼ここ50年で近視人口が急激に増えている。目と物の距離が近くなっていることが背景にある▼脳に入る情報の約8割は目から得ている。目の機能低下とさまざまな病気との関連についての研究も進んでいる(大石寛人「子どもの目が危ない」NHK出版)▼近頃、電車の中や駅で何の理由も落ち度もなしに暴行される事件が相次いでいる。こればかりは、周囲をよく見ていても完全に防ぐのは難しい。そうかと言って、周囲にいるのが危険な人ばかりだと見てしまうのも寂しい▼危険もあると知った上で、急変する現代社会をどう生きるか。近づいたり、遠目で眺めたりしながら、快適かつ安全に社会と付き合う方法が見えてくる。そんなメガネが欲しい。
 (私たち)メガネ族にはメガネは苦痛であるが、でも手放せない大事な生活機器である。目が良ければメガネなどいらないのにとも思う。でも、今後、様々な機能がメガネに入ってくるのではないか。メガネは世間を直に見ないために必要になるかもしれない。でも、心の目を閉ざさず、互いの心を開放していかねばならない。
#目
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