#耳を澄ませば

『#耳を澄ませば』<2021年12月6日(月)>
 きょうの「音の日」を『編集日記(211206福島民友)』は思う。日常では、朝の始まりを連想させるのがスズメ、日が暮れる頃だとカラスの鳴き声がぴったりくる▼そんな身近な鳥の数が、約20年間で大きく減っている。一方で、ガビチョウなど外来種の分布域が増えている▼農地などの開けた場所に生息するツバメやスズメの個体数が減少している。環境変化で、鳥たちがすみにくくなっているのだろうか▼エジソンが144年前、蓄音機を発明したとされる日にちなみ、日本オーディオ協会などが定めた。当時の人々の驚きは想像に難くない▼時代は進み、好みの楽曲を、いつでも楽しめるようになった。ただ身近な鳥が姿を消し、さえずりを直接聞けなくなってはかなわない。音楽とまでは感じなくても、耳を澄ませば、いつもと違う音のメッセージが聞こえてくるかも。
 (私は)サントリーホールで、マエストロが現れる前の無音に近い瞬間、どこかブラックホールに吸い込まれるのではないかと感じる。その瞬間は不安であり、直ぐに拍手で現実に戻る▼常に何かの音に包まれている私たち。その音が時代とともに変わっているのであろうが、気づかないいるようだ。
#音の日
#身近な鳥
#外来種
#エジソン
#蓄音機

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