『古典的な豚の熱病』

『古典的な豚の熱病』<2019年11月13日(水)>
 豚コレラの表現をCSFと変更したことにつき、『春秋(191113)』は過去を振り返る。「患者が出た家の門に、黄色い紙を貼る・・・1879年と86年の大流行では死者10万人余に達した。・・・「豚コレラ」と聞いておののく人が少なからずいるようだ。・・・CSF(classical swine fever)・・・直訳すれば『古典的な豚の熱病』である。CSFは人のコレラとはまったく別の病気・・・心配すべきは農家への影響だ。国内での26年ぶりの発生から1年余。・・・もっと危険なアフリカ豚コレラ、いやこれも改称してASFが韓国まで来た。21世紀の『黄いろい紙』から逃れるすべはあるか」。
 (JN) コレラと聞くだけで恐ろしい。コレラでないのにコレラと称したことに過ちがあろうが、それだけ恐ろしいのであろう。CSFとかASFと表現されると、さらりと聞き流してしまいそうである。このCSFは、さらりと日本に入ってきてしまったのか。出入りの激しくなる国際社会においては、様々なものが検疫を掻い潜って入ってきてしまう。防波堤を越えると、もう放し飼いになってしまうのか。豚の病気をイノシシが蔓延させる。トロイの木馬のように、入ってしまってもそれを受け止める方法を何段階か作らねばならないか。人間も他の動物も、様々な免疫を自分たちの身体に準備しなければならない。そんな時代が来たのだろう。
#黄色い紙
#CSF

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