#42年の歳月

『#42年の歳月』<2021年4月4日(日)>
 先日、市道宜野湾11号が全面開通となった。『金口木舌(琉球新報/210404)』は車で走り思う。オスプレイが発着する見慣れた基地の姿ではない。市道から見れば緑豊かな広場のよう。米軍機騒音さえなければのどかな通りだ。基地になる前、この地にあった住民の営みを想像する。市道の事業化から完成まで42年の歳月。下水道を兼ねたトンネルを普天間飛行場の地下に築く構想もあった。77年から2期続いた安次富盛信さんの市政で可能性を探った。実現していれば、この街は別の姿になったかもしれない。地下トンネルを「壮大に過ぎる」と言うなかれ。大浦湾の軟弱地盤に7万本のくいを打ち込む計画がよほど壮大で荒唐無稽ではないか。基地に土地を奪われた街の苦行が伝わる宜野湾市道11号。今度はゆっくり歩き、街の歩みをたどりたい。
 (JN) 日本から米軍が去る日は来るのだろうか。米軍優先の沖縄、この地の人々と自然を犠牲にするのはいつまで続くのか。久しく行っていない沖縄。どんな変化が起きているであろうか。その昔、仕事の合間に、海を眺めた波之上の地は静かであった。訪れたことはない大浦湾、その地の静かな自然の姿はもう元に戻らぬものになってしまうのか。
#市道宜野湾11号
#基地
#大浦湾
#7万本のくい打ち

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