#正解なき対話

『#正解なき対話』<2021年4月5日(月)>
 「なぜ遅刻してはいけないのか」。『正平調(神戸新聞/210405)』は『哲学対話と教育』(大阪大学出版会)という本を紹介する。「バイト先に遅れたら他の人が困るのは分かる。学校は決まりだからと言うだけじゃないか」。須磨友が丘高校で哲学の授業が始まり、今年で20年目、担任の藤本啓子さんは、生徒も自分も共に対話をする仲間。正解は持たず、彼らの「なぜ」にじっくり向き合う。神戸大学付属中等教育学校の中川雅道教諭は生徒らの話す姿を「耳に向かって祈るよう」と言い表し、福島県で対話を続ける辻明典さんは「原発事故がみんなを哲学者にした」と伝える。新学習指導要領に「深い学び」がうたわれる中、藤本さんは「教育課程に考える場を組み込むことが必要」と訴える。なぜ、会社に遅刻してはいけないのか。テレワークや時差通勤の普及で「当たり前」は通用しなくなった。学校に限らず、正解なき対話が今ほど求められる時代はない。
 (JN) これが正しいと一方的に話していく授業と違い、対話形式で正解のない旅に出るのは、大変である。教員のそれぞれの努力が必要だ。これも、方法に正解はないのかもしれない。他者が存在する対話授業は、日本の未来をどのようにするか。その答えもない。
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