『ドナルド・キーンさんは俳句を』

ドナルド・キーンさんは俳句を』<2020年5月28日(木)>
 「日本は、外国人には『理解できない方法』によってコロナ対策に成功したのではないか。そう持ち上げられて満足そうに相づちを打つ日本人の顔がつい浮かぶ」と『筆洗(200528)』は述べる。それはドナルド・キーンさんの俳句の話から始まる。俳句の理解について「二種類の回答を用意・・・『無理ですね。日本で生まれていなければ・・・』。こう答えると聞いた人はうれしそうに・・・もう一つの答えは『・・・俳句なんてそれほど理解しにくいものではありません』。この答えだと『興ざめた顔をして、話題を変える』・・・検査体制は不十分。強制力を伴う都市封鎖もできないのに感染者数を抑制できたのが、奇妙に見えるらしい。・・・『不思議』と言われることも日本人の心をくすぐるが、調子には乗るまい・・・次の闘いで苦戦するのは何の不思議もない」。
 (JN) 日本は新型コロナウイルス対策がうまくいっているのだろうか。他国の状況を見ると、それこそ不思議である。現実が把握できず、対策の成果がわからない。現状を謎のうちにに終わらせようとしていることに、不思議で良いのか。日本人が現状を理解できていない。我々の心は有耶無耶に不思議で終わらせたとしても、ウイルスを筋の通らぬことで消し去ることはできない。そして不思議では日本は他国からの信用を得られまい。俳句のごとく短く現状を表現せねばならない。
#俳句の理解
#国際社会で日本の新型コロナ対策の評判
#不思議

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