『#大正世代の思い』

『#大正世代の思い』<2022年12月22日(木)>
 明治生まれの人が高知からいなくなったと『小社会(221217高知新聞)』は、大正生まれと戦争を思う。明治43年生まれの女性が昨年12月に亡くなり、高知の最高齢層は大正時代の方々に。大正世代、彼らは「戦争要員のために生まれてきたといってもいい」(保阪正康「世代の昭和史」)。大正生まれの男子の総数は約1340万人で、うち約200万人が戦死。昭和の戦争の軍人・軍属の死者は約230万人とされているから、大正世代はその9割近くを占める。「明治の指導者が企画し、大正生まれを動かして始めた」戦争。「我々は消耗品に過ぎない」。「先輩」や「前の世代」に対する根深く重い告発も帯びている。令和を生きる私たちがいま考え、決めようとしていることは「後の世代」に責任を持てることか。
 (私たちは)いつまで戦争を他人ごとでいられるのか。一部の昭和の老人たちが戦争の準備をしている。本当に若者を戦場へ送り出すつもりなのか。戦争をしたいなら自分たちが鉄砲を担いで、最前線へ行くべきだろう。そうすれば、軍事予算の考え方も変わって来よう。自分たちが生きるためには何が必要なのか、そこから議論していくべきではないでしょうか。
#戦争,#戦死者,#大正生まれ,#消耗品,#責任