『忘れない、そして考えよう』

『忘れない、そして考えよう』<2020年3月11日(水)>
 『春秋』は「きょうで9年になる。被災地を歩いて胸に迫るのは、ふだんの海の穏やかさと、津波の傷痕との大きな落差だ。復興が思うにまかせない地域が多々ある」と。『筆洗』は「被災地のことを忘れまいと大勢の人が考えているだろう。されど今、頭に浮かんでいるのは果たして被災地の実像なのか。そう疑う」と。『余録』は「津波の死者を忘れぬ住民同士のつながりを大切にし、旅の者――新参の住民、生業、文化をも迎え入れて地域をよみがえらせたのが三陸の伝統である。新しい街にも土地の魂が吹き込まれる「復興」を願う」。
 (JN) 四季の鮮やかな日本にいると、過去を忘れる。しかし、自分たちの未来のために、忘れてはならないことがある。9年前の今日、3月11日のことをただ記録としてではなく、生きる知恵のために記憶し考えねばならない。他人ごとではないのである。今迫る新型コロナウイルスにしても、同様だ。どうすれば、被害が最小限にできるのか、記憶し考えよう。
#2011年3月11日
#忘れない

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