『人間というものは、不安や恐怖を煽り立てる情報に接すると・・・』

<2017年1月20日(金)>
『人間というものは、不安や恐怖を煽り立てる情報に接すると、あっけなく信じ込んでしまうもの』
 うわさ、デマ、私たちはなぜに簡単に信じてしまうのか。「筆洗」(170120)はある調査結果を知らせる。「東北学院大学の郭基煥教授が仙台の住民を対象に実施した。51・6%の人が『被災地での外国人による犯罪』をめぐる噂を聞いていた。情報源は家族らからの口コミが最も多く、ネットがそれに次ぐ。その噂をどれほどの人が信じたか。何と86・2%もの人が信じていたというのだ。人間というものは、不安や恐怖を煽り立てる情報に接すると、あっけなく信じ込んでしまうもの。「!」の衝撃があまりに大きいと、やすやすと大切な「?」を忘れてしまうらしい。」
 (JN) 山本リンダは「うわさを信じちゃいけないよ」と歌っているが、どうも私たちは信じちゃうようで「困っちゃう」のである。うわさというものは、根拠のないものにもかかわらず、なぜに信じてしまうのか。うわさについての情報はうわさでしか知らなかったので、確かなことが言えなかったが、今回の郭基煥教授の調査で、根拠を得た。やはり、うわさを信じてしまうようである。そして、焦っているほど扇動されるようであるから、災害時は本当に気をつけなければならない。これは個々の人々が確りしていなければ、関東大震災の時のような悲しい結果を生んでしまう。少しでも「おゃ?」と思ったら立ち止まる勇気を持とう。