『どこに立つかで正義は入れ替わってみえる』<2019年11月29日(金)>

 「退治された鬼の子どもからみれば、桃太郎は悪人」。『筆洗(191129)』はファーウェイ問題を考える。「製品に情報を取り出す機能があって、スパイ活動を許すのではないかと疑う米国である。『悪者』の印象が強いファーウェイは最近、外国メディアなどにオープンな姿勢に転じている。・・・不正などないと示すため、外部から厳しくみられることをむしろ望んでいると広報担当者は、説明していた。わずか数時間の滞在で断じるのは愚かなことであろうが、事前のイメージは揺れる。米国の規制はあっても、次世代の技術をめぐる競争に自信をみせていた。『正義』の行方はまだ決していないように思える」。

 (JN) 勝てば官軍と言うが、勝ったものが正義であるのがこの世の中であろう。また、現在の体制は過去を修正して自分たちを正義となす。そして、不都合なことは消去して行く。また、子供の時の環境が正義を作り出す。昔、米国の西部劇や戦争ものテレビをよく見ていた。コンバット、カスター将軍、ララミー牧場、ローハイドー、ローンレンジャー・・・、どうも米国側が正義になってしまう。インディアンやドイツ軍は悪者となっていた。1945年の8月まで敵であった米国は正義の味方になっていた。高校生になるまで、そうであったかもしれない。現実は、正義などない。日々それぞれの立場が変わり、味方を守る醜い闘いの繰り返しであるようだ。否、そういった白とか黒とか、くっきり分けることはできない。

#ファーウェイ

#桃太郎は悪人

#正義