『「だから銃規制を」、「だから銃がいる」』

『「だから銃規制を」、「だから銃がいる」』
 米国ではまた銃乱射により多くの死者が出た。オバマ大統領は大統領令による銃規制を検討しているようである。これについて「筆洗」(東京新聞/2015/12/7)は考える。「だから銃規制を」、「だから銃がいる」。「二つの解釈を前に、腕組みを続けるばかりで、いっかな解決の糸口を見つけられぬ。銃規制問題の構図である」。
 子どものころ、映画ではば西部劇をよく見た。ジョンウェインはヒーローであった。家庭では、テレビ番組は米国もののドラマをよく観た。ローハイドー、ララミー牧場、ローンレジャー、ライフルマン、アンタッチャブルなど、銃で撃たれる人が多かった。そのため、米国には、ガンマンがいて、終始銃にて人殺しが起きているものだと思ったいた。年を経て、それは時代が違うし、あくまで劇だと思うようになったが、相変わらず起きる銃の事件である。米国とはこういう国、一人ひとりが国家と同じに軍事化していなければならない状態である。でも、賢いあり方ではない。銃などを保持する必要にない世の中にすべきであるが、この新世界では難しいであろう。日本のような市民と警察官との信頼関係が米国ではできるであろうか。(JN)