『コブラ効果』

　『コブラ効果』<2019年11月11日(月)>

　デリーのスモッグが激しいため政府は自動車ナンバーの帰趨偶数での規制を打ち出した。これについて『筆洗（191106）』はまたもコブラ効果にならないかと心配する。「　『コブラ効果』とは問題解決のための政策や判断が裏目に出て、かえって状況を悪化させることをいうそうだ。･･･デリーでのコブラ害を恐れた政府は死んだコブラを持ってくれば、報酬を支払うと宣言した。･･･ところが報酬ほしさにコブラを育てる人間が出てくる。･･･成功を祈るばかりである。というのもメキシコ市･･･あまり効果はなかったらしい。人々はいつでも運転できるようにともう一台、車を持つようになり、かえって車の台数は増えたそうだ」。

　（ＪＮ）　人間に知恵と言うものは面白いものである。また、行政と言うものは愚かなものなのだろうか。今回のインド政府はこの政策にあたって、どのように検討されて、これに至ったのだろうか。まさか、どなたか、お偉い方

の一言で、検証されずに執行されてしまうのか。今回は、メキシコのようにまた車の所有台数が増えるのか。それとも、ナンバープレートに何か細工が起きるのか。リースやレンタルが活気を出すのか。どうなるのだろう。その結果を待とう。

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