『しっぽは切れやすくしておくのが組織犯罪の常道』

『しっぽは切れやすくしておくのが組織犯罪の常道』<2019年11月7日(木)>
 「現職警官や女子サッカーなでしこリーグの元選手が受け子役で特殊詐欺に関与したとして逮捕されたニュース」に『余録』(191107)は思う。トカゲのしっぽか。「『受け子』らは使い捨ての『しっぽ』だろう・・・指示はすべて電話で受け、被害者から取った金を渡す際も相手と顔を合わせないとは過去に受け子役をしていた少年の話である。しっぽは切れやすくしておくのが組織犯罪の常道で、被害者に顔をさらす役は真っ先に置き去りになる。『高額バイト』の甘言にのせられて詐欺に走る人たちが多いのは困ったことだが、事のすべてをよく知るはずの警察官のしっぽ志願まで現れたのが情けない。」。
 (JN) 一般社会でもなかなか我が身を切って仲間を守るということはできない。ことが犯罪であれば、全ての構成員が敵であろう。義理、人情、血縁でもない限り、守られるわけがない。悪さの度合いの上位者がまんまと、逃げて行くのである。その配下の者は、何かしらの弱みや借りに引きずられ、弱者が弱者を騙しに行く。悲しい世の流れである。ところで、黒幕とは何だろうか。いるのだろうか。相手はトカゲではなく巨大な恐竜が相手ではないか。

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マトリョーシカのように最後の黒幕があるのだろうか。否、二枚の鏡の間のように、永遠と続く奥の深い闇ではないか。この闇の原因は、私たちの心の奥底にあるのではないか。どうなのだろう。捕まえることができるのだろうか。
#受け子
#高額バイト