『私たちの子孫の環境は気温の上昇で快適になるだろう?』

『私たちの子孫の環境は気温の上昇で快適になるだろう?』<2019年11月6日(水)>
 トランプ米政権は「パリ協定」からの離脱を通告した。これいついて『余録』(191106)は申す。「『私たちの子孫の環境は気温の上昇で快適になるだろう』。・・・19世紀末に・・・スウェーデンの科学者、アレニウス・・・は大気中の二酸化炭素濃度と気温上昇の関係について的確に予測した。だが二酸化炭素の増加のスピードは読み誤ったようで、数度の気温上昇には数千年がかかると考えた。・・・こちらの温暖化楽観論は出身地ゆえでなく、大統領選狙いの支持層へのアピールのようだ。・・・温暖化を楽観する選挙民にも化石燃料頼りの自分たちの雇用などの事情はあろう。・・・地球規模の危機を警告する科学者らの声は本当にたわごととしか聞こえないのか」。
 (JN) もう地球温暖化は他人ごとではない。未来ではなく、現在の私たちを気候不順にて襲い掛かっている。産業の利益優先主義のトランプ大統領は温暖化対策は膨大な金がかかるという。しかし、この気候不順により、もっと金のかかることが待っているのではないか。20世紀のアメリカを支えた大量生産、大量消費、大量廃棄の資本主義の時代を終わらせねばならない。いつまでも、過去の栄光・過去の遺産にしがみついていてはならない。二酸化炭素の増加を抑えるために、人類は全員でこの対策を考え、そして実行しなければならない。そのためには、国から個人まで、経済力のある所や者が見本を示さねばならない。それがアメリカの任務であろう。
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#二酸化炭素の排出