『最後は銃後の日本人にも多大の被害をもたらす惨劇で・・・』

<2016年12月27日(火)>
『最後は銃後の日本人にも多大の被害をもたらす惨劇で幕を下ろした』
 「小説『ノーノー・ボーイ』はこんな描写で始まる」と、「春秋」(161227)はその出だしを紹介する。「この瞬間からアメリカ合衆国の日本人は(中略)ほかのアメリカ人とは別の種類の動物になってしまった」。そして、芹沢光治良の「戦中戦後日記」を紹介する。「『近頃会う人が痩せたという。肉を食わないこと一ケ月余、魚も一日置き』。開戦5日前だ。こんな食糧事情でよくぞ戦争をしたものだ。」
 真珠湾攻撃から始まるこの太平洋戦争、何故に日本はこんな無理なことをしたのか。言い尽くされたことだが、この悲惨な戦争の記録は、残して行かねばならない。また、それから75年、日本政府は、米国政府の言うことは聞いてきたが、国民に対しては戦争責任を果たしてきたのであろうか。真珠湾攻撃に始まる日系人対応に米国政府は謝罪したが、日本政府は日本国民に謝罪しているのであろうか、などと無知な私は思う。(JN)