『夜空を見上げるのが、いよいよ楽しみである』

『夜空を見上げるのが、いよいよ楽しみである』<2020年1月14日(火)>
 オリオン座のベテルギウスがいつになく暗くなっている。『春秋(200114)』は思う。「100年ほど前に観測を始めて以来もっとも暗い、とも伝えられている。超新星爆発を起こす前触れでは――。そんな物騒な声が聞こえてくる。・・・太陽の20倍という巨大な質量のため消耗が激しく、いつ爆発してもおかしくない段階にあるのだそうだ。ち・・・もし爆発すれば月に匹敵する明るさになるらしい。1054年に世界の各地で人々の目を引いた超新星爆発より、ずっと派手な天体ショーになるのかも……。夜空を見上げるのが、いよいよ楽しみである」。
 (JN) 東京でもわかるオリオン座。赤いベテルギウスが暗くなっていると。それが超新星爆発の前触れとのお話だが、その兆候はどの程度続くのか。数日、数か月、数年、数十年、数百年・・・。自分が生きている間に起こるのか。600光年の彼方ではどうなっているのか。もう、存在しない星になっているのか。近隣の惑星に住んでいた生命体は爆発から脱出して、地球に向かっているのか。サイズが大き過ぎて想像できない。この壮大なる宇宙を見上げ、旅に出たい。何もない宇宙ではなく、問題山積の停車駅をめぐりたい。
#オリオン座