『熟睡プラ寝たリウム』

『熟睡プラ寝たリウム』<2018年11月23日(金)>
 「明石市立天文科学館が今年もまた、勤労感謝の日のきょう開催する」。『春秋』(181123)は「熟睡プラ寝たリウム」を紹介する。「太古のリズムを取り戻し、疲れを癒やしてもらおうというまこと理にかなった企画である。会場の一角に「イビキ席」を設ける心配りもにくい。・・・趣旨に賛同する施設が年々増え、8回目となる今年は北海道から沖縄までの40館が一斉に催し、ゆったりした解説、・・・お客を眠りに誘う。明石にある投影機は旧東ドイツ製で、部品を交換しながら60年近く働き続けている。・・・最新鋭機のようなシャープさはない。けれど、いかにもプラネタリウムというシルエットが格好良く懐かしい。安心して熟睡できそうだ」。
 (JN) その昔、渋谷のプラネタリウムへ父に連れて行ってもらった。帰りに、星座とギリシャ神話の本を買ってもらい、宇宙への興味とギリシャ神話の世界に心惹かれていった。あれから半世紀以上経ち、まだその時の思い出は忘れられない。あの不思議なドームの中の世界、子供にとっては一時も逃さずにはいられなかった。それから四半世紀以上経ち、今度は子供を連れていくようになる。あのリクライニング・シートが堪らない。知らぬ間に、ドームに映る世界ではなく、瞼の裏の世界に入ってしまう。大人になると、未来への夢ではなく、今夢を見たくなる。久しく行っていないプラネタリウム、明石までは行けないので、地元のプラネタリウムへ行こうか。池袋まで足を延ばそうか。ちょっと高い夢を見よう。