『災害列島の住民のスクラムで応じるしかないだろう』

『災害列島の住民のスクラムで応じるしかないだろう』<2018年9月7日(金)>
 「アイヌ語地震はシリシモイエという」。『余録』(180907)はアイヌ語から地域名の由来を思う。「札幌市の豊平はトイ・ピラ(崩れた・崖)、弟子屈(てしかが)町の美留和(びるわ)山の名の由来をたどるとペルケ・ヌプリ(裂けた・山)に行き着くという。・・・地の揺らぎが昔なら考えられない広い地域に被害を及ぼすのも現代である。北海道全域から明かりを、日常生活を、情報を奪い去ったかつてない広域停電だった。・・・息つく間も与えてくれぬ自然の無情には、災害列島の住民のスクラムで応じるしかないだろう」。
 (JN) 私たちの生活基盤のインフラが止まると、自分たちの心身もともに活動をストップしてしまう。便利になったことにより、自分たちは無力になっている。昔の恐いものは「地震、雷、火事、おやじ」であったようだが、今は何だろう。「地震、雷、豪雨、強風」といった自然の猛威であろう。その猛威を感じ取るためにも、地域を知る事であろうか。今住んでる地域について、どれだけ理解していようか。皆それぞれに、今住むところや関係す地域の地名の歴史を、また自然の歴史を調べてみるのはいかがでしょうか。地域の方々と一緒に、自分たちの住む場所を考えてみてはいかがでしょうか。互いの顔を知り、連携を取れるようにしたいですね。