『それぞれの地域のリスクを今一度、過去の体験に学んでおきたい』

 


『それぞれの地域のリスクを今一度、過去の体験に学んでおきたい』<2019年6月20日(木)>
 先日の山形沖地震、『余録』(190620)は思う。「1964年の6月に起こった新潟地震・・・12日間も燃え続けた化学火災・・・さらに地震発生直後から新潟市佐渡、粟島などに津波が来襲・・・新潟沖から北に延びる地震多発エリアで起こった今度の最大震度6強の地震だった。『日本海東縁ひずみ集中帯』と呼ばれるこのエリア・・・直接揺れを感じなかった地方でもテレビの報じる突然の津波注意報に驚かされ、・・・“地震の巣”がそこここにひそむ列島である。それぞれの地域のリスクを今一度、過去の体験に学んでおきたい」。
 (JN) 地震の恐ろしさは、その地の揺れだけではなく、そこから起きる様々な余波がまた恐ろしい。それは、それぞれの地域の地層の問題から始まり、地域社会、個々の住居事情、時間、天気等の様々な条件が融合して、新たな困難を生じさせる。過去の常識や経験は、学び、そしてそれが今後のためにどんな場面で可能性があるのか、考えねばならない。それは、国や都道府県にお任せではなく、個々の私たちが日ごろから考え、そして対応を身体に覚えさせねばならない。これは、年寄になると自分でできなくなるだろう。それを家族や近隣のみんなが、どのようにお互いを助け合っていくのか、それは日々の生活からであろう。それを家庭から職場までできるようにあれば、日本はもう少し住みやすくなるのではないか。

f:id:morningstar:20190314131441j:plain