『立野峡谷の柱状節理が熊本地震の復興工事で幅110・・・』

『立野峡谷の柱状節理が熊本地震の復興工事で幅110メートルにわたり破壊された』<2017年9月15日(金)>
 「阿蘇ジオサイトの一つ、立野峡谷の柱状節理が熊本地震の復興工事で幅110メートルにわたり破壊された」と、『余録』(170915)は嘆く。「ブラタモリ」のお陰で「この列島の自然景観の成り立ちや、そこで営まれた歴史への関心がいつになく高まっているのをうかがわせる番組の人気である。だがそんな世のトレンドなどどこ吹く風」である。「立野峡谷は阿蘇の神、健磐龍命が外輪山を蹴破って水を流し、カルデラ湖を田畑に変えた伝説の地という。大地と人が織りなしてきた『記憶』をないがしろにして、果たして『復興』などありえるのか」と。
 (JN) 自分も地学が好きでその方面の本を読んでいたが、今は昔のお話である。タモリの知識には恐れ入る。土曜日の19時30分が来るのを楽しみにしている。そこで思うのは、日本は山だらけで、脆い所ばかりであるとともに、おもろい所でもある。その様々な特性に地域で、その特性を掴み生活をしてきた。またその景観を大事にしてきた。私たち日本に住む者は、自然を敵として征服していくのではなく、自然の中で自然を理解し生きてきた。それが段々に平気で自分たちの都合で自然を破壊するようになってしまった。その内、全国をコンクリートで固めてしまわないだろうか。それでは大地の神が許さないであろう。髪を封じ込めるのではなく、神の力をいただける環境づくりを御上は考えるべきである。