#和を重んじる姿勢は

『#和を重んじる姿勢は』<2021年12月20日(月)>
 日本企業の採用に『春秋(211220)』は思う。「21世紀、最も魅力的な職業」。10年近く前、米ビジネス誌がそう呼んだ仕事がデータサイエンティストだ。IT(情報技術)の普及で集まる膨大な数字を解析し、確かな判断へ経営者を導く▼成長中の動画配信会社、米ネットフリックスもデータ分析の部署がある▼論理的思考が軸となる業務だからこそ、創造性や感受性が発想の差を生む。議論好きが集まる職場には、無口だが独自の視点で発言する人を加えたこともある。こうして多種多様な人が集まり異文化への理解が育ち、「イカゲーム」など非英語圏のヒット作に結びついた▼日本企業はどうか。「職場になじむか」「一緒に働きたいと思えるか」。和を重んじる姿勢は、うっかりすると同質の集団の土壌となる。居心地はいい。しかし異論は芽吹きにくい。そうした環境で「業界に例のないイノベーションを起こせ」と求めるのは、いささか無理がある。
 (私は)和を重んじる姿勢は大切であり、それが人の世と思う。でもそれは、押さえつけられた和ではなく、忖度の和でもなく、また団栗の背比べでもない。多様性がある異質な者の和である。互いに違いを知り、如何に互いの力を活かして行くかが、イノベーションを起こすと考える。
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